11月の空とサンクスギビング・ホリデー
2010年 11月 25日
*11/21、
まるで空にネットを張ったかのような網雲?!
*11/22、
チャイナタウン上空で見かけた雲たち。
動物のように移動していく雲。
最も美しかった雲、羽根のような雲はまるで白鳥のよう。
この日は満月、うっとりするくらいの月光!
*11/24
急遽、歯医者に行くことになり、マンハッタンへ。
その帰り道・・・
Union Sq.にある"maoz"ファラフィルサンドイッチ(中東料理)は、どこよりも美味しい!
ベジタリアンのお店で、ここのファラフィルを初めてトライしてみた。
ピタパンも美味しく、自分の好きなだけ野菜とソースを盛り付けできるのが嬉しい!
Falafelにナスを追加してみた。
雑誌での評価も高く、人気店のようで、ランチ時も混雑している。
Union Sq.のグリーンマーケットで、サンクスギビング用の買い出しをしていく。
ホリデーギフトショップも少し覗いてみましょう。
かわいーアニマル・キャップのお店。
ホリデーシーズンなので、いつもより多くのショップが出店。野菜・フルーツ・パンを買おう・・・
パンプキンパイも勢揃い!
ホリデー用ドライフラワーも鮮やか!
これは珍しい!新鮮な生のクランベリー。
主にローストターキーにかけるクランベリーソース用だが、買ってみたものの何を作ろう?ジャム?
Union Sq.を後に・・・。
そしてバスを待つこと30分・・・なかなか来ないバスを待っている間に見た雲たち。
お陰で退屈しないで済んだ。というか、これを見せてくれるために待たされたのかも。
最後に見せてくれた隕石・・・ではなく彩雲だが、ビリビリと感じた光は10秒で消えてしまった。
Trader's Joe、マンハッタン2店舗目として、6Ave.&21 St.にopenしたね。
日本の月刊誌「ザ・フナイ」8月号に掲載された千賀一生さんのエッセイ、
とても素晴らしい内容なので、少しづつ紹介していきます。
★ 「幸せを求めて」
私たちは誰でも幸せであることを求めている。
小さな頃、母親に抱かれ、ただそれだけで、幸せだった私たち。
だが、大人になるにつれ、私たちは、あの時のあの無条件の幸せを失いがちとなる。
いったい、何が私たちをあの一つの世界から引き離すのだろう。
愛や、お金や、名誉や、いろんなものに、私たち現代人は飢えている。
これも、もしかしたら、あの時のような満たされた感覚に戻りたいがためなのかもしれない。
何を求めても、何を得ても、その得たものを崩壊させてしまう現実が繰り返され、
少しは何かがつかめた気がしても、しかし、それでもなお、何も変わっていない自分がいる。
あの幸せにもう一度たどり着くために必要なものとは、何なのだろう?
私は、振り返ってみると、それを教えてくれる幸運な出来事に、意外なほど若い頃に
出会っていたことに気付かされる。
「マイムマイムの奇跡」
それは、中学一年生の時のことだった。
中学はどこでもそうであろうが、私の中学も、各小学校から初めて出会う人たちが
集まってくる。
そのため、中一のクラスは、小学校とは違った緊張感があった。
自分のいた小学校とは違う雰囲気の他の小学校から来た人たちに囲まれ、思春期と
いうこともあって、他人と自分との間の違いのようなものを、今までになく意識し始めた。
小学校時代にはおしゃべりだった私が、急に無口になった。
自分と他人とを客観的に意識する、誰でも通る通過点であると思う。
それは、ある意味で苦痛でもあった。自分を本当に理解してくれていないと思われる
クラスメイトの言葉や行動が、今までになく気になり、自分は自分と感じられ、一種の
孤独を感じ始めた。
決して安泰なクラスではなかった。一人の女の子をクラスの全員でいじめるという、
大変ないじめも起きていた。その女の子も一人の男の子をいじめて いたため、
クラスのみんなは先生たちに何を言われてもいじめをやめようとしなかった。
授業中も、おそらく七クラス中、一番落ち着かないクラスであったと思 う。
この担任のO先生は、全校で行うフォークダンスを推進する担当だった。
そのため、私たちのクラスはフォークダンスのモデルとして最初に踊りを覚える
こととなった。秋ごろから、昼休みにはほぼ毎日私たちはフォークダンスを踊らされた。
当然のことながら、せっかくの昼休みが外で遊べなくなるのをみんなは嫌がった。
男女で手を繋ぐのも恥ずかしがって嫌がった。そんな嫌がる私たち に、O先生は
だいぶてこずりながらも何とかフォークダンスを指導した。一番遊べるはずの昼休みが
毎日フォークダンスとなってしまうことに不満でありながら も、何か特別な思い入れが
あるように感じられるO先生の熱心さに負けて、私たちはしかたなしに毎日踊り続けた。
ところが、一、二ヶ月続けていくうちに、これが意外にも楽しさを感じるようになってきた。
そうして回が進み、年が明けたある日の学活の時、いつものようにこの学活も
フォークダンス漬けだったのだが、この一時間の間に奇跡が起き、クラスは激変したのだ。
つづく