①.電気も車も使わない自足自給のアーミッシュ村へ

*10/19.20
国境なき料理団-湯島食堂の佳子さん念願であるペンシルバニア州のランカスアターにある
アーミッシュの里へ。他日本から同行されたAさん、Mさん私の4人で訪れました。


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佳子さんは20年前に一度訪れ、その時からまた訪れたいと思っていたそうで、そういう
私も2008年8月に一度訪問していて、やはりもう一度行きたいと思っていました。
何度来ても新鮮に感じるし、アーミッシュに惹かれるものがあるからでしょうね。

10月は紅葉・収穫シーズンなので、秋は行楽としても人気があり、宿はどこもほぼ満室でした。
行きの約3時間のドライブ中は、湯島食堂の守り神である龍神のお出ましとなり大雨。057.gif

それが、ランカスター近くにつれ雨も上がり、紅葉も丁度いい感じでした。

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着いた頃には青空も顔を出して・・・広大な農地が広がります。気持ちいいブルースカイ!
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               牛さんもWelcomeと手を振ってくれて・・・

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*1:30pmに到着し、まずはランチ。063.gif
アーミッシュ・フードのMiller's Smorgasbordへ。Buffetスタイルで、前回もここでランチしました。

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アーミッシュは、17世紀、ドイツから移住してきたキリスト教の一派で、電気製品の電話・テレビ・
ラジオや車など近代機械文明を拒絶し、酪農や農業といった自給自足の生活をしています。

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代わりに、馬車(バギー)やオイルランプを使用し、最近では、一部プロパンガスの
使用も認められているようです。

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17世紀の前半までは、北米東北部一帯はオランダの植民地だったが、第3次オランダ・
イギリス戦争の結果、1674年にイギリス領となり、1681年に、チャールズ二世から
クエーカー教徒のウィリアム・ペンが領地としてペンシルベニアの地を賜った。
ペンは、当時ヨーロッパ各地で迫害を受けていたプロテスタント教徒達のために
「信仰の自由の国」を建設し、Philadelphia(ギリシャ語で兄弟愛)と名付けたそう。

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アーミッシュの信仰は17世紀にスイスに始まり、Jakob Ammon が創設者で、
彼は当時のキリスト教の現状(世俗性)に満足できず、より厳しく、勤勉に、そして
シンプルな生活をすべきだと考えた。
彼らは戦争(暴力)、物質主義、軽率(不まじめ)を拒否し、理想を求めてアメリカに
移住した。彼は神とのよりよい関係を保つためには物欲に囚われない質素で正直な
生活が必要だと考えた。

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近代的で合理的なアメリカに住みながら、250年以上も生活様式や文化を変えない
集団が存在しているのは、彼らの敬虔な信仰心でしょうね。

アーミシュは、プロテスタントのメノー派に属するスイス人-Jacob Ammanが17世紀末に
始めた一宗派で、洗礼は大人になってから自からの判断で受けるべきと主張し、幼児洗礼に
反対することからアナパプチストと呼ばれた。
彼らは16歳で、洗礼を受けるか受けないか決断するようだが、近年は洗礼を
受ける者が増える傾向にあり、現在では全体の95%に達しているとのこと。

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信仰の思想は、「従順」「謙虚」「質素」を生き方の基本としている。
貴族の特権を認めず、教会、教義、儀式や聖物といったものに囚われず、専任の牧師も
必要としない。徹底した平和主義と無抵抗主義から軍役も拒否する。
これでは、カトリックのみならずプロテスタントからも異端とされ、社会全体から猛烈に
迫害された時代があった。この迫害に対して、その教義から自分たちの命でさえも物理的な
抵抗はせず、ひたすら逃げることだけが危険回避の手段であり、 彼らはスイスとドイツ
南部の山間地帯にコミュニティーを作り、自治に近い生活形態をとり、領主や教会といった
外部との関係を出来る限り絶とうと試みた。
迫害されるアーミッシュに救いの手を差し伸べたのがウイリアム・ペンで、新しい領地の
開拓に、アーミッシュの優れた農業技術が必要だったからだともいわれている。

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1720年に最初の一団がアメリカに移住して来たのが始まりで、20世紀初めには
5,000人だったが、現在では、ペンシルバニア、オハイオ、インディアナの3州に全体の
70%が住み、他はカナダのオンタリオ州、南米・中米にも存在し、約145,000人に達する。
ペンシルバニア州のランカスター市のアーミッシュが一番大きい地域である。
そして、今では彼らが生まれたヨーロッパには、アーミッシュは存在していないそう。

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服装はシンプルで、男性は無地のシャツに黒っぽいベスト、そしてズボンをはき、黒いつばの
ついた帽子をかぶる。そしてあご髭を生やしている。
但し、結婚するまでは髭は剃ることになっているので未婚、既婚は一目瞭然。
女性は足首までの長い無地のワンピース、黒い靴下、そして平たい靴で、髪の毛は束ねて、
白いキャップを被る。アクセサリ類は一切つけず、男女ともベルトの代わりにサスペンダー、
ボタンの代わりにカギホックを使用します。
白い服装は、死を迎えた時だけ着用し、結婚式も白はタブーだそう。

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072.gifアーミッシュの3原則として:
No make up, No jewely, No divorce(化粧なし、アクセサリーなし、離婚なし)だが、
死別の場合のみ、ひっそりと再婚できるという。
信仰をもとに他のルールとして、鏡を見ること、派手な色の服や流行の服を着たり美容院へ
行ったり、写真を撮ったりすることは虚栄心の現れとして禁止。
楽器を弾いたり独唱したり、自分の名前を入れて出版したり、また自己の栄光を求めて
よい説教をしようと下準備をしたりすることもしません。
彼らは Pensylvania Dutch と呼ばれる独特のドイツ語を話します。
余計な知識は人間を傲慢にするものであるとして、子どもたちは8年生までで学校教育を
終了し高等教育は受けません。

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バースコントロールも禁止されているので一家庭平均8~10人の子供を産み育て、
中には、21人の子供がいる家庭もいるという。育児は大変そうだが。小さな教区の
中でお互いが同じ信仰をもって家族のように結びつき、助け合い暮らし、社会の隙間に
落ちて誰にも知られずに孤独を深める現代人の孤独とも無縁。彼らには犯罪も家庭内
暴力も親子の断絶もないそうで、人間本来の原点なる思想なのかもしれませんね。

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2週間に1回の割りで村人が集まり、食事を持ち寄てパーティーのような行事はとても
楽しみということで、コミュニティーも充実していますね。

街の中心は観光化されていて、クラフトやキルト、フレッシュな野菜や果実、ジャムや
ギフトショップなどの店も多く、ランチの後はフラフラとショップを数件見ました。
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*5:00pm,丁度、気球が上がる瞬間に遭遇。005.gif
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トルコのカッパドキアで気球に乗ったことがあり、空からのキノコ岩や朝日を思い出します。
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この工程を見て、気球に乗った気分になりました。

夕方は、Mallで買い物をしたり・・・。その時の空。
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この夜は少しゴロゴロ鳴っていました。
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ディナーは、宿泊のMotel向かいにあった「ありがとう」という日本食レストランの手板焼き。
佳子さんは、この紅花チェーンを真似た鉄板スタイルは初めてなのだそう。
ここは中国人シェフでした。
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夜は女子会にて、ホテルの部屋でお話会でした。が・・・

私はこの夜寝つかず、真っ暗な部屋のベッドで、夜中3時くらいまで眠れませんでした。008.gif

      おまけは、トルコ、カッパドキアでの気球。(2008年8月)

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       カッパドキア上空の気球(高度200m)から。(2008年8月)

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                 ②.マーケットと農地ドライブへつづく


064.gif10/27/2012-メキシコ-ポポカテペトル火山は24時間に約70回噴火し、
カナダ西海岸ではM7.7の地震が発生しましたので、環太平洋の地殻が活発になっているようです。
ハワイ島のキラウエア火山も最大容量の溶岩とのことなので、これからの2ヶ月間は意識をより
高くもち、体の変調も注意しましょう。私は目の充血もですが、ずっと頭がすっきりせず、
肩から首にかけての凝りがとれません。体調に出る方も多いと思います。グラウンディングを!


          メキシコ-ポポカテペトル火山の噴火のリンク↓
http://theextinctionprotocol.wordpress.com/2012/10/27/mexicos-mercurial-popocatepetl-volcano-records-70-emissions-in-24-hour-period/
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Commented by chiemittii at 2012-10-30 00:53
ゆきさんっ!!!
アーミッシュでこんなにお写真撮れたのですね〜!!!
意外と平気なのかしらん?
NJに住んでいたときに一度行きましたが、今ほど勇気がなく(笑)あまりカメラで撮る事ができませんでした。
ほとんど人のいない原っぱだとかばっかりで。苦笑。

オレンジ色の紅葉はアーミッシュの村、だったのですね〜!!!
木一本全部が同じ色になっているって見事ですね〜!!!

最近インディアンの歴史を振り返るべく!?!また久しぶりにいろいろ本を取り寄せて読んでいるのですが、アーミッシュのひとたちの関係も興味深いところです。
Commented by yukistar88 at 2012-10-30 02:55
* chiemittiiさん、アーミッシュの方々への写真撮影は後姿のみこっそりですね。
でも、結構観光客も多いので、カメラ向けちゃっている人もいましたね。
もう慣れてきているのかも。
そうなんです。小さなクラフト系のモールにあった木で、皆さん、撮影していました。
前回はチンプンカンプンな地理でしたが、今回は自分で運転したこともあり、
ランカスターのマップが大分記憶されました!

そうですよね。こういう原始キリストではないけど、アーミッシュの信仰とか、興味深いです。
Commented by ちいにゃんの母 at 2012-11-01 21:59 x
Yukiさん、こんばんは。
NJは大丈夫なのでしょうか?ライフラインが断絶状態のところもあるようなので心配しております。
一日も早い復興を心よりお祈りしております。
Commented by yukistar88 at 2012-11-02 00:27
*ちいにゃんの母さん、ハドソン川の氾濫でうちのアパートも浸水、ダメージありましたが無事です。
ご心配ありがとう!電気も復帰しましたので、ネットも通常通り使用できるようになりました。

まだまだ停電など、地下鉄も復旧できない箇所も多く、時間がかかりそうですが、
皆が助け合い、9.11以来の惨事で、リセットされたかのようでもあります。
ハロウィーンも延期したり、大統領選挙もすぐだし、落ち着かない時ではありますが、大丈夫でしょう。
by yukistar88 | 2012-10-27 13:02 | 世界の旅 | Comments(4)

NY在住ヒーリングセラピスト。スピリチュアル、空や旅など、好奇心旺盛なる日記を写真と共にお届けします。


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