②.アーミッシュ村での安らぎと真の赦し。

*10/29はアメリカ東海岸に過去にない最大級ハリケーンSandyが上陸したことで、
大変なダメージを受けてしまいましたが、その模様は次の日記で紹介致します。
うちのアパートもハドソン川の氾濫により1階は浸水しましたが、停電も回復し、
現在、NY&NJは全面復旧に向け進んでおります。
普段忙しいニューヨーカーも自宅待機により、ゆっくりした時間と向き合うなど個人へ向け、
また大統領選目前に起きたタイミングは、良き結果へと導かれると思っています。
9.11や3.11の教訓もあり、人々が助け合うなど、絆の時でもあります。
未だ不便な生活をされている方々も多いので、一日も早く普段の生活へ戻ることを願います。


056.gif前の日記からの続きで、アーミッシュ編です。

*10/20
ランカスターの街の中心にあるCentral Market、土曜日の朝オープンしていると聞き向かう。

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マーケットの隣の広場では、演奏パフォーマンス。ボストンにも似た街の様子。

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Central Market内は広く、たくさんのブースに並ぶ食材。
湯島食堂の佳子さんは、翌日からの料理クラスで使う食材を仕入れるので、ショッピング・タイム。

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     これはアーミッシュの肉屋さん。

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      ハーブティ専門店

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土壌がいいのでオーガニックも多く、野菜もフルーツも新鮮で、ほしいものがたくさん。
チーズやキッシュ、ベーカリーなどなど。

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アーミッシュの住んでいる地帯は、食糧事情が非常に良く、野菜も果実も新鮮で豊富。
彼らの主食はチキン、ヌードル、マッシュポテト、煮野菜などで、バターやアイスクリームも自家製。

買い出しが終わると、広大な農地へドライブ。001.gif

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       所々ストップして観光!酪農家の前で。

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        アーミッシュは写真撮影を嫌がるので、遠目から。

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たまたま見つけたファミリービジネスの家具屋さん。洗濯物がカラフルで絵になるね。
皆さんこの家具がお気に入り。特にAさんは家具を作っている男性のピュアな瞳と
家具からの優しい癒しのエネルギーを感じて、感動のあまり泣いてしまった。
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          庭からの風景と・・・
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       この家で飼っている山羊とターキー。大きい!

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佳子さんも飼ったことある山羊さん。家畜愛好家!

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道端のショップに立ち寄ると、そこには馬さん。ちょっと寂しげ、でも優しい目。035.gif

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このショップでは自家製ピクルスとベーカリーとジャム。どれも天然100%!

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この一見おにぎりのように見えるWhoopie pies(ウーピーパイ)は、アーミッシュの間で
食べられ続けてきた伝統的なお菓子で、柔らかいクッキー生地にマシュマロを挟んだもの。
子供たちがおやつに出されて大喜びしながら「Whoopie!(うわーい!)」と叫んだことから
名づけられたものらしく、森永エンゼルパイみたいなもの。
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055.gifアーミッシュの子供達は、8年生で学校教育を終了し高等教育は受けず、その後は農業、
大工、畜産、ガーデニングなどに関する技術を学び、その仕事で生計を立てている。
ランカスターのアーミッシュ地域では、広大な農作地を有効に使用するために1年間の
ローテーションを考え、アルファルファ→コーン→小麦→たばこ→アルファルファのように
季節に応じて栽培している。
他にポテト、大豆、干し草(家畜用)も作り、また酪農として乳業も飼い、出荷するミルクは、
彼等の重要な収入源であり、農作業ではトラクターなどは使用せず、馬を動力とした農機具を
使っている。

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家一家庭平均して6-7人の子供がいるが、結婚すると土地を分けられ自立する。
彼らは plain people(質素な人々)と呼ばれているが、経済的に貧しいということではなく、
むしろ経済的には豊かだそう。
納屋作りは、アーミッシュにとって大切な協同作業であり、日の出と共に各地からバギーに
乗って大勢の家族が集合して、大工などの専門家の指示に従いながら作業する。
食事は女性が準備し、子供達は物運びを手伝ったり、遊んだりする。このような素晴らしい
チームワークにて、一日で大きな納屋を仕上げるそうだ。

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なぜ電気を使わないかというと、彼らは電気そのものが悪いと考えているのではなく、
電気を使用することで彼らの信教生活や家族生活が堕落することを恐れた。
故に、彼等は快適な生活、便利な生活、余暇のある生活よりも質素な生活、
禁欲の生活に価値を求め、それが神に近づく方法であると信じているからである。

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ウマなぜ馬車を使用するのかというと、遠くへ行けないようにしているからで、遠くへ行くと
いうことは違う社会に出て行く、そこから絆が壊れていくことになる。遠くへ行く場合は教会の
許可が必要で、飛行機も認められないのだとか。

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アーミッシュの人たちは、人間を差別する発想が全くありません。
彼らは絶対非暴力というわけでもなく、再洗礼派の人たちは宗教改革時には戦争をやって
きたし、ドイツ農民戦争、百年戦争、三十年戦争など宗教戦争にも深く関わってきている。
彼らは戦いから逃れる中、グループで集まることを禁止され、行く場所が無くなり、戦争で
荒地になった地に移り住んで生活をしていく。そういう段階では権力側も容認しているが、
追いたてられた結果、最終的にアンザス地方に移ったが、17世紀末、アンザスがフランス領に
なった時、ルイ14世に追放された。

選挙は人を選ぶということで、選ぶということは人間を差別する考え方になるという。
グループのリーダーを決める時は、選挙ではなく推薦人を集めて、あとはくじ引きで行う。
当然、裁判も認めず、国の社会保障制度にも入ってはいない。お互いに助け合うことが
基本なので、福祉制度や社会保障制度ということは、既にお互いに助け合う人間関係が
壊れているという考えになるのだそう。

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      なんとなく見つけたB&Bをしている酪農家に立ち寄ってみた。

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      よく見ると・・・この土地には、天然クリスタルがゴロゴロ。すごい!

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     すると、1匹の猫ちゃんが「ニャ~ニャ~」鳴きながら近づいてきた。
                   なんてかわいー子!
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牛子屋に住んでいるようで、スリスリしてた。きゃわいー!左後方の牛もこちらを見てる。

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   猫ちゃんは、「こっちだよ~」とばかりに、私たちを敷地内へと案内してくれて・・・

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奥には子牛子屋があるのね。只今、食事中。猫ちゃんもここでご飯食べてた。

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あまりにカワイイので猫と遊ぶ?!・・・遊ばれている私。(photo by Yoshiko)

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  酪農B&Bの前で記念撮影。今度はここに泊まりたいね。
 
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                 魔女記念撮影?!

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3:00pm、遅めのランチをオランダ系のレストランで。美味しいフレンチ・オニオンスープ。

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チキンパイはいわゆるチキンヌードルスープでちと残念!佳子さんのスープに053.gif型ハーブ見っけ!

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レストランの外にハーレー族がいて、Aちゃん、ナンパされるの巻。(笑)

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1泊2日で、広大なるアーミッシュの里を訪問し、自然とアーミッシュの純なエネルギーに触れ、
皆さん、すっかり癒されて帰ってきました。
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*10/21、
アーミッシュのマーケットで仕入れたパン、ピクルスと野菜を使った朝ご飯を作りました。
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そして、うちに泊まった佳子さんは次なる目的地へ。朝日を浴びながら・・・

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フェリーにてマンハッタンへ向います。今度は日本でね。色々ありがとう!手振ってるぅう035.gif
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実際に起きたアーミッシュのストーリーを紹介します。

*2006年10月
そんな平和なランカスター、アーミッシュの学校で銃乱射事件が起きた。
銃を持った男が教室内に押し入り、5人の女の子が撃たれて亡くなったのだ。
ロバーツ容疑者は学校に侵入後、教諭や男子生徒を教室から追い出し、女子生徒らを黒板の
前に並ばせワイヤで足を縛り、まるで処刑するかのように至近距離から頭部を撃って殺害した。
そんな恐怖の中、殺害された5人の中で最年長だったマリアン・フィッシャーさん(13才)は、年下の
子を逃がそうと「自分を先に撃ってください。」と容疑者(32才/犯行後に自殺)に申し出たという。

そしてマリアンさんの妹で、病院で意識を回復したバービーさん(11才)は、「その次は私を」と
申し出たと。 この姉妹は、自分よりも小さな子供達を助ける為に、自発的に犠牲になろうと勇気
ある行動をとったのだ。これは聖書の教えによるものではないかと・・・

本「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。」ヨハネの手紙第一4章18節

そして、加害者側をも赦し、同情する心・・・forgiveness,mercy, compassion, empathy

理由なき突然の事件の悲嘆にくれるアーミッシュの人達は、アーミッシュでない容疑者の家族に、
事件の夜に訪問し、赦しの手を差し伸べ、亡くなった子供達の葬儀にも招いたそうだ。

電球暴力を避け、どんな時でも相手を赦すアーミッシュ族。
深い悲しみをもたらした事件だったが、無差別的事件が多発する世の中において、暴力を赦しで
包み込む生き方、そして慈悲の深さを考えさせられる出来事があったのです。

「あたなは加害者を赦せますか?」

殺人事件などが起きる度に、犠牲者はもちろん、犯人の家族のことを思うといたたまれなくなる。
被害者も加害者も、そしてその家族への心のケアやサポートも必要であり、赦しの極致ですね。

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Commented by artofnature at 2012-11-02 08:59
きゃ~私も猫ちゃんに遊ばれたい。 
そしてまだ行ったことないこの場所に強く惹かれました。 
っていうか今度行くでしょ!いつも先行旅人案内人のYukiさん!
ありがとうございます。 停電復旧よかった~。
そして浸水大丈夫でしたか!! 
素敵な投稿ありがとうございます!
Commented by yukistar88 at 2012-11-02 13:56
* artofnatureさん、そうでしたか、まだアーミッシュ村を訪れていませんでしたか。
それではぜひ!はまると思いますよ。
あの猫ちゃん、かわいーでしょ。妙に懐いてて、車に乗せて連れて帰りたかったです。

電気が戻ったので、ブログもアップできました。
明日からお家が浸水した家族がうちにスティします。

Kiyomiさんの作ったアップルタルト、食べたいです。違うのかな?!
Commented by chiemittii at 2012-11-03 22:27
展覧会の準備が立て込んで来て、コメントが追いつかずごめんなさーい。
いろいろコメントしたいのですが・・・うぅぅ・・・

佳子さん、手振ってて、なんだか無邪気なとってもいい写真〜♡

でもって、アーミッシュの村で買った食材でのゆきさんの朝ご飯もおいしそう。
ゆきさんちの朝ご飯はいつもいろんな食材がまざってておいしそうです。
にゃんこちゃん、かわえええええ♡♡♡

アーミッシュのその事件の話、そういえばありましたよね・・・。
また思い出させてくださってありがとうございまーす。

明日はセミナー2日目でーす。
Commented by yukistar88 at 2012-11-04 11:30
* chiemittiiさん、忙しい中、コメントありがとうさんです。

そう、佳子さんて無邪気な表情が出ていました。ほんわかでしょ。

あー、なにせプロの料理人へご飯つくるって、やはり手抜けないです。
もちどなたへもですが・・。

アーミッシュのストーリーは、Mixiにアップしてて、いいリマインドになりました。

セミナーの報告も楽しみにしています。展示会もがんばー!!!
Commented by chiemittii at 2012-11-04 23:13
あ!!!そうか・・・あの朝食はよしこさんへ、でしたか!!!

でも、わたしの朝食も感動してました〜。
ちょこちょこいろんなものがあったのがなんだかうれしかったです。(うちって、品数少なかったので・・・)
Commented by yukistar88 at 2012-11-05 09:03
* chiemittiiさん。
はい、夕飯は佳子さんも手伝ってくれました。

朝食に感動?!おかずはたくさんあると嬉しいですよね。
よっつぁんのキノコご飯・・・すごいですねぇ。プロ並み。
恐れいりました!
Commented by Setsuko at 2012-11-13 17:40 x
ハリケーンの前のアーミッシュ見学は、停電時のお役にたったのではないでしょうか。
ウーピーパイのお店が大阪にちらほらできていてNY発祥・・みたいに書かれてるんだけど、本当はアーミッシュ発祥だったのね。知らんかった。
大阪で売られてるのはすごく甘そうで、まだ試してないのです。
今度勇気を出して食べてみよう!
Commented by yukistar88 at 2012-11-14 23:41
*Setsukoさん、そうなんです。
停電中は冷蔵庫の中のものをどんどん食べないと・・・と、断捨離モードに、
そしてアーミッシュの電気を使用しない生活も実践しましたね。
携帯がチャージできなくなることは皆、困っていました。
自家発充電器があるといいなって思いました。
そして電気のないアパートはこんなに寒いんだーて。
それはハウスの人も同じように「寒い!」て言っていました。

日本にウーピーパイが売られいるとは知りませんでした。
アーミッシュの食べてみましたが、そんなに甘くなかったです。
そちらの試したら、どうだったかおしえてくださいね。
Commented by Setsuko at 2012-11-16 10:56 x
電気がなくてもあたたかくできる方法を考えないと、って思いますよね。
着ぐるみになるか、私は貼るカイロを常備しています。
ウーピーパイ、めっちゃあまそうで、あまりおいしそうにみえないんです、正直言って・・ ^_^;  試したらご報告します、写真付きで。
Commented by yukistar88 at 2012-11-16 23:29
*Setsuko さん、ホッカイロは使えますね。
そういう意味では、日本は本当に便利なものが多い。
地震国だけに、防災への意識も高いです。
エジプトでSetsukoさんから譲っていただいた携帯washletも助かっていますよ。
ありがとう!ウーピーパイ、試してみてね。
by yukistar88 | 2012-11-02 02:59 | 世界の旅 | Comments(10)

NY在住ヒーリングセラピスト。スピリチュアル、空や旅など、好奇心旺盛なる日記を写真と共にお届けします。


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