⑪.319年続いている「千と千尋の神隠し」のモデル旅館&ベービーシャワー
2013年 08月 10日
*レトロの宝庫”鞆の浦”:http://yukistar88.exblog.jp/18180501/
(四万温泉積善館)
彼の作品の中で一番好きな・・・といっても全作品を観ていませんが、とりわけ一番印象的だったのが、「千と千尋の神隠し」であり、そのモデルとなった旅館が、群馬の四万温泉にあると知り、今回は行ってしまったわけです。
*6/14
四万温泉へ向う途中の空。
四万湖ダム・・・
神秘的なブルーの四万湖。ちょっと不気味で、いいエネルギーとはいえなかったです。
積善館へ到着。
元禄4年建築され1694年創業、積善館は「関(せき)」の姓を名乗る当主によって代々受け継がれています。しかし、祖先は源氏に仕えた「佐藤」姓の武士であったと伝えられています。その何代目かの子孫(佐藤肥後守清忠)が、1182年(寿永元年)に源頼朝より 下関(現山口県)にあった所領とともに「関」の姓を賜ったことから、 現在の「関」姓を名乗りました。
その後、4代目か5代目の「関善兵衛」が1691年(元禄4年)に現在の場所に 湯場と宿を作り(現在の積善館本館の建物で当初は2階建)、その3年後の 1694年(元禄7年)に旅籠宿として開業をしました。関家は、代々この地域で名主をしている家系であり、土地の人は「関善兵衛」 のことを親しみをこめて「せきぜん」と呼んでいました。
明治時代に入り、第15代の関善兵衛が中国の古い儒教の経典「易経」の中にある『積善(せきぜん)の家に余慶(よけい)あり』(善いことを積み重ねた 家には、必ず良いことが起こる。)という言葉に関連させて、 呼び名の「せきぜん」を『積善』と表わし、その下に旅館を表す『館』を付けて、 『積善館』という名前にしました。現在の積善館本館の玄関に掲げられている大きな木の看板の「積善館」の文字は、この第15代関善兵衛の筆によるものです。 現在は、第19代目の亭主だそうです。
*積善館の歴史:http://www.sekizenkan.co.jp/info/history.html
正面玄関
積善館に着くくなり、19代目亭主の説明による「千と千尋の神隠し」ツアーが始まります。
意外にも男性ツアー客が多かったです。まずはパワーポイントでの説明から・・・
とその前に、
積善館の元禄風呂は、吉永小百合主演映画「天国の駅」のロケ地でもあったそう。
1984年映画「天国の駅」、積善館元禄風呂での吉永小百合さんの入浴シーン。美しゅう・・・
http://www.pideo.net/video/dailymotion/18afaf17d3077053/
これが元禄時代から、そのまま残されている元禄風呂。日帰りも可能ですよ。
撮影禁止なので、広告の写真で。両サイドの小さな扉の中に一人用サウナがあります。
「千と千尋の神隠し」に戻ります。アニメと実際の客室を比較してみてください。
映画では、この客室は女中部屋でした。
アニメでの旅館の周りは海でしたが、積善館の外は渓流です。想像がくらみます。
障子の細部までも映画に描かれていて、宮崎監督の繊細さが伺えました。
ここでは、たくさんのオーヴがいたね。
亭主いわくは、この映画のモデルとなった客室は、30年間使っていなかったそうで、ということは宮崎監督は、1961-2年頃にここに宿泊していたことになるとのこと。では、その当時、この部屋をスケッチか、写真を撮っていたのでしょうか?!
その他には、映画内の油屋のデザインは、江戸東京たてもの園の子宝湯、道後温泉本館、油屋内部の宴会場は目黒雅叙園を参考に したともいわれています。
本館から新館へ通じる洞窟みたいな廊下。
それにしても本館は、さすがに築300年以上経っているので、すごかったなぁ・・・そういえば庭で蛇ちゃんを見てしまい、目が合った瞬間、お互い逃げました。湯治客やお一人様も多いようです。積善館、一度はおいでよ!て感じでしょか。
近所にあった昔ながらのゲーセン?!昔は6軒あったようですが、今は1軒に。ピンボールですよね。ここに結構芸能人も来たようで、児玉清とか・・・コメディアン系も。
四万温泉の清流に触れてみます。ここはいいエネルギーで、リフレッシュできました。
カフェでは、珍しい温泉マークのカプチーノ。
道路に野生猿出現!目が合っちゃいました!
四万温泉を後に、パワースポット妙義神社と世界遺産登録目指す富岡製糸場へ、つづく
そして・・・
*8/3/13
NY群馬県人会の幹事をしている高崎出身のNaomiさんのベビーシャワーへ出席しました。
その日は快適なお天気となり、パーティー会場は、Queensのやはり群馬県人会のメンバーであるSatomiさん宅にて。可愛ーくデコレーションしてくださって・・・。
お料理もたくさん!ご馳走さまでした。
バックヤードでは、風が心地よく、BBQも焼いてくださって・・・ルーマニア風ソーセージも美味!
お隣のにゃんこも見ています。(chiemittiiさんのキョウノイチマイみたい)
Naomiさんファミリーとお友達。第二子は8月半ばに出産予定です。
臨月のNaomiさんと・・・おめでとうございます!
帰り道のマンハッタンに入る手前、横に長~い雲が出ていたので、パチリ!雲は逃しませぬ・・・
以上、群馬県関連の日記でした。